少年警察官(元)

先週末、突然の不幸があって急遽大阪へ行く事になった。
お通夜の会場はビートルズやジャクソン5が流れる和やかな音楽葬という趣であった。子供の頃、遊びに行くとベイ・シティ・ローラーズを聴かせてくれた音楽好きの年上の従姉妹。長く患っていたから、もう、ゆっくりと休んで下さい。
数年前大きな事故のあった福知山線に乗って新大阪まで戻る。どうしてもうどんを食べたくて、駅の立ち食いできざみうどんをすすって東京に帰った。

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昨晩、こんなものを見つけて、早速アマゾンで買う。「中春こまわり君」。本日届く、早い。
山上たつひこの「光る風」は当時子供には難しかった。この短編の中には「痛い風」というタイトルがあって、笑った。山田こまわり、38歳。妻子あり。電気メーカー営業マン。同僚に西条くん。奥さんは勿論モモちゃん。ジュンちゃんはDVの夫と暮らす。アベ先生がアルコール依存で独身。
幼少時の自分を苦々しく思うも、元少年警察官は既に分別ある大人である。達観した風のモノローグが感慨深い。山上たつひこのペンはまだ錆びていない。

これは栃の嵐の孫、栃の光。板前です。
栃の嵐は齢34歳、人間の年齢なら134歳。痴呆が来ており毎夜遠吠え(笑。んが。