soft hell!

昨夜は3人で久々に目黒の「ルソイ」という店のインド料理を食べに。→ルソイ
カミサン超レコメンド、北インド料理。ここのルソイ・バター・チキンというカレーが美味しい。麻薬だ、麻薬が入っている。包丁人味平のブラックカレーだ。分かる人だけ分かって下さい。ただしここ昼と夜でなんか味が違うんだよなー。


左上のウルトラQのオープニングの様な渦巻がルソイ・バター・チキン。

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この本、大好き。というかking joe氏のイラストが好き。

◉「SOFT,HELL! 悪魔のティーンエイジブルース」KING JOE 著・編

90年代、ライブハウスに行くのはほぼガレージ系のバンドしか観てなかった時期があって、何故か日本のガレージパンク、サーフィンホットロッド系のバンドにしかリアリティを感じなかった。何かひと回り終わった気分で、その中でDIYという3文字はback from the graveとかのイベント周辺にはまだ在るような気がしていた。80年代後半からの高い機材のロック音楽にはちっとも食指が動かなかった。クラブは音楽好きよりは酒好き夜遊び好きの方が多かったし、レアなレコードの高騰に付き合うだけの余裕も無かったので、コーラを飲みながらの新宿や下北でギブソンのメロディメイカーやVOXのギターから流れるファズの音の方にイノセンスなど感じていただけなのかもしれない。そういう気持ちはこのファンジンを製本したかの様な名著をめくると今も沸き起こる。JOE氏がライブの合間にかけるレコードは王道ガレージから微妙にズッこけたものが多かった。そのちょっとはずしてるナアという様な部分がガレージロックの本質なのかもしれんナアと思う。彼の描くファンタスティックディージェーズやソニックスは辿々しくちょっとぎこちないが、粗いタッチと仕方なくスカスカしてしまう彼等の遣る瀬無いロックと呼応した痛快な音が聴こえる。皆こぞってカヴァーしていた曲"justine"が聴こえてくる。