ダイアモンド工学と高分子化学

打ち合わせの合間に御茶ノ水に。オーディオユニオンにぶらっと入って時間つぶしの筈が恐ろしい事に。

バランスウオッシャーで有名なレイカより発売「超絶スタイラスクリーナー」(別名:ドクター・スタイラス)購入。17,000円也(笑


◉ガンコな汚れがスッキリとおちます ◉針先の摩擦熱をへらし音みぞの変形を防止 ◉歪みをカットして音に輝きとコクが増大 ◉針の寿命をのばし材質も痛めません ◉汚れがよくとれるミクロンブラシつき ◉オーディオ銘機賞受賞製品


いろんな謳い文句は置いとくととして、我家のリファレンスのshureV15 type3の交換針は既に生産は中止しているのでなるべく大事にしたい。この寿命を伸ばすと言う事が重要な選択肢なのだ。
当初ライラのスタイラスクリーナー4,000円辺りで手を打つつもりが、ユニオンの店員さんのレコメンドにより4倍以上に。5.2mlなのに。目薬くらいなのに。ただ、レイカというメーカーはきちんと使えば結果が出る、オーディオのオカルト神話からは逸脱したものじゃないかと思う。ダイアモンド工学から高分子化学まで謳うというのは眉唾じゃないとしても、オーディオはそういうオカルト含めて楽しむものだと自分に言い聞かせている。


自宅に帰ってとりあえず家内に正直に話す。「3年使えるから!」などと吹いてみつつ。今日買わなくともどうせ何時か買うんでしょうと達観した風である。見透かされている。


緊張しながら何を聴くか考えて、最近のアナログチェック用の盤のShelby Lynne"Just a Little Lovin' "にしようか、donald fagenのナイトフライあたりでとも思ったが、手元にあったRCA国内盤のカーヴド・エア「ミッドナイト・ワイアー」にする。適当盤が劇的に変わると面白い。内容は駄盤扱いの、この古くさい英国ロックが結構好きなのだ。一度針を落として、1曲目をぼんやりと記憶する。その後もう一度針を上げ、慎重に液を付けた付属の筆でブラッシングして30秒待つ。

最初のインプレッションは、まあ、ふむふむ、成る程、程度。で、もう一度針先部分を光るまでなぞって磨く感じで触ってから改めて。
あー。情報量が増えた。プラシーボ込みという事もオカルトオーディオのお約束なのだが、これは確かに日本盤が英国盤のセカンドプレスくらいに成った。


という事は、マト2、3あたりのモノ盤がラウドカットに?!

......そんな簡単な話は転がって無いのです。