the raincoats

お下げ髪をしたスーパーマーケットのフェアリーテイルが30年経ってやってくる。

"THE RAINCOATS Japan Tour 2010" (www.contrarede.com)
●6/16(wed) Shibuya, O-WEST ● 6/17(thu) Nagoya, APOLLO THEATER ● 6/18(fri) Osaka, FANDANGO




キンクスの"lola"を演奏するのはちょっとしたジェンダーの混乱を誘って楽しむ為らしい。男の視線で書かれたあの不可思議な曲の結末を女の子が唄う事で別の意味を加える。というより意味を無くす為に唄う? 思想とリズムの冒険はあの時代の常套句であり、彼女達の周辺のどのバンドも不透明で気難しく、はにかみ屋で、几帳面な程の辛辣な正直者ばっかりだった。そんな時代は80年代頭の約2年間であっけなく終わる。以降は殆どがロクなものじゃない。いつもそうおもう。早速o-westのチケットを一枚予約しました。

                                                                                                                                                                  • -


今日、最近手に入れたortfonのMC20sを、これまた以前オークションで手に入れて使わずにいたオルソニックのシェルに取り付けてみた。

●ヘッドシェルの内部で振動を2方向に整流し、その振動を短絡させて打ち消すメカニカルショート・サーキット構造。内部反射による残留振動を皆無とした無共振ヘッドシェルです。
●重量比で最も剛性を高くする骨組構造、シェルの性能を見極める要素である分割振動や固有共振を全く発生しない理想的な、静かなヘッドシェルです。

だそうです。見た目は以外と嫌いではない。いつものシェルビー・リンのダスティ・スプリングフィールドのカヴァーアルバムで比べてみた。昨日まで付いていたDL-103Rと比べるとかなり細やかな音色まで聴かせる。自分にとって103Rは充分に良いカートリッジなのだが、MC20sで聴くフィル・ラモーンプロデュースのこの盤は楽器の少ない、空間を生かした音作りがされており、より各楽器の粒立ちが明快に成ったように思う。シェルリードをzonotoneのハイブリッド線8Nという奴にしてみたのも幾らかは影響有ると思う。
パワーアンプをここ一年くらいquad303、プリをquad33としていたが、パワーを405-2とプリをquad34に変えてみてひと月程経つ。405-2は低音の跳ねるような感じが好ましく、当分はこれで行こうと思う。ただ、充分に満足している今の仕事場のシステムなのだが、突然にモロモロ触りたくなるのがオーディオの常で、実に厄介です。デジタル・アンプ熱がちょっと冷めたと思ったら、石から玉はどうなんだろう、とかPCオーディオもやっぱりそろそろとか思う自分がちょっと怖い。