年始御挨拶

日付が変わるだけなのに街は静かになり霊的な気分すら訪れて、全部リセットしたからまた最初からやったらええわと都合の良い気分にもさせてくれる元日。近所の神社に初詣に行ってからはソファで転寝しながらサッカー天皇杯を観る。サッカーに携わるなら協会の連中はまあいいから高円宮妃殿下だけには丁寧に御挨拶しろよな若手。大迫お前の事だぞ。

年末に書きかけて寝てしまった日記を以下にアップします。

                                                                                                                                                                • -

恒例の忘年会後の仲間+後輩とのカラオケも終え、歯医者での歯石取りと虫歯チェックも終え、重い布団がどうにもなのでIKEAに薄い羽毛布団を買いに行き、屋上の雨漏りの修理に工務店に来てもらい、犬を(家人が)今年最期のお風呂に入れ、もう残すところ今年あと一日となった。拙ブログを始めて2度目の年末を迎えました。戯れ言におつき合い下さいました皆さまには改めて御礼を申し上げます。有り難うございました。

明日は朝から国立→淵野辺→関内→横浜西口というコースでディスクユニオンを廻るつもり。大晦日セールでまた馬鹿盤が我家に溢れるんだろうな...。ロック画報「日本のパンク/ニュー・ウェイヴ」号を改めて読み直している。ピナコテカ、テレグラフゴジラレコード等の単語が頭を巡っている。そういうものが呼んでいる気がするなあ。そういえば今ってカラオケにINUの「メシ喰うな」とかfriction「crazy dream」とかあるのな...。ドッキリしました。唄ったけどね。だが半分くらい唄ってどうにもこっ恥ずかしくなって消す。ここまでくれば突然段ボールとかがカラオケにあればいいのに。

                                                                                                                                                                • -


ここから新年の日記。
晦日ディスクユニオン詣はタイムセール400円引きという事で好事家と暇人が集まる。帰省とか大掃除とかさ。そういうのどうしたの。あ、俺か。
400円引きとは10枚買えば4000円引きという訳ですよね。心弾むなあ。400円引きって3800円のレコードが3400円というより、700円か...迷うなー...という物が300円!という事であって安物買いのなんたらの自分にとっては心踊る設定なんだよな。え?上手く踊らされてる? そんな事は知ってますよ。
最期に行った関内のユニオンが夜7時から一時間400円引きだということで、まだ小一時間ある。一応セレクトした盤を持ってうろうろするが、そうだ家人に中華街でお土産でもと思いそのレコードをジャンル違いのコーナーに忍ばせる。まあよくやる手ですよね。
中華街の入り口に車を停め、賑わっている店を選んで肉マンと杏仁豆腐を買って時計を見るとちょうど7時である。関内店に戻るとさっきまで閑散としていた店内はゲ!同好の輩でごった返している。焦って競歩みたいな動きでサントラの棚に行って隠したレコが有るのを確認し、それ持ってレジの列に並ぶ。


Matumbi「Seven Seals」Harvest/SHSP 4090/UK/1978
マトゥンビの「七つの封印」オリジナルが面出しされてた。2980円が400円引き(しつこい)なので2580円。わーい!もうすこし市場じゃするだろし、何度かレコ屋の面出しで見れども手が出なかった。穴が開く程読んだ1980年度のMMの年鑑「パンク/サルサ」で見てから結局30年経ってやっと入手したということになりました。ばらばらと編集もののCDでは音源は聴けたが、ちゃんと順序立ててこの黙示録についての楽曲群が聴ける。アポカリプスなう。いつも頭の中に有る当時買えなかったレコードが詰まった棚から一枚、現実の棚に移動する事となった。

        • -

もうとっぷりと暮れた第2京浜をウチへと飛ばす。ナビのTVではなく、AMラジオを点けて紅白歌合戦を聴いてみる。
荒らし、いや、嵐とゲゲゲのでかい女優のひとが台本通りに気炎を揚げてトップバッターの鮎、いや、アユを紹介している。絵面無しで紅白を聴きながら、誰がジョニー・キャッシュだったりドリー・パートンだったりするんだろうとか、マルーン5とかみたいなのが選ばれたりするんだよなとかマルーン5聴いた事も無いのにうすらぼんやり考えながら、車の極端に少ない都心に入る。ガラ空きの大晦日の山手通りが妙に気持ち悪くて、少しは車が居た方が走りやすいわとか超勝手な事を宣いながら家路を急いだ。

                                                                                                                                                                • -


このブログは移動の記録とか嗜好を気まぐれに書き連ねているだけなのに案外と自分の気持ちの整理になったり、なにかうまくバランスを計る作業としてこの書き物が自分でも有効なひとつとなっている。繰り返し同じ意味の事をお題を代えてくっちゃべっているだけのようでもあるが、何度も自分に言い聞かせているようにもおもう。遠い友人やなかなか会えない人への一方的な書簡でもあります。今年一年も宜しくおつき合い下さいませ。