子供達の子供達の子供達へ

まあ賛否両論あるにせよ子供達の一挙一動に目尻も下がる。


ボウイが若かりし頃に書いた夢想歌のひとつ"changes"を英国の某学校の生徒が辿々しく演奏する姿を編集で繋いで一曲にしている。iTunes storeでも売ってるみたい。良く有るTVCFの安易なアイデアでこういうの必ずプレゼンされるだろう。実際観た事ありそうだ。そういう大人仕事であるのは確かなのだが何度もリピートして観てしまう。
チルドレンものの一曲として捉えれば上がりは完璧だ。ミス・エイブラム&ストロベリー・ポイント小学校校4年生教室とか同じ事だし、ペイシェンス&プルーデンスの方が勿論あざとい。どちらも最高ですが。
http://www.youtube.com/watch?v=w-YaWE0zu-c&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=DvwdFYCXkUM&feature=related
このLewes New Schoolの映像は何を演らされているのかガキンチョ達はあんまり判ってないと思う、高学年の子以外は。リリックとのベタなシンクロ部分とかは勿論編集しました感満載で冷めるわけだが、何故リピートしたくなるのかは、歌詞の真意を実は会得しているかの如しの真っ直ぐな目線とか、唄う子供達のブレスがボウイ以上に的を得ていると思ったりしてしまうからなのだろうか。くみしがたい何かが絶対的に在るからだろう。
この40年も前にボウイが書いた一節の"君が眉ひそめるガキ共"も親と成りその子供達が万物は留まることなく変化すると唄う。"TO OUR CHILDREN'S CHILDREN'S CHILDREN"というムーディ・ブルースのアルバムタイトルが頭を過る。

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原曲では最期に印象的なサックスの一節で曲は終わる。そこが子供が操作するスタイロフォン(というかオモチャ)に置き換わっている。ここ最高です。
それと一曲を通してベースを弾くおじさんが映る。彼は「世界を売った男」とかで実際に40年も前にボウイのバンドのベーシストであったハービー・フラワーズである。やられた。